快眠法

辛い不眠の使用体験談|不眠に悩み突破口が見つからないのであれば医師の力を借りることも大切

26歳 男性の不眠体験談

私は現在26歳の男性です。世間的に見ればまだまだ若造ですがそれなりに苦労はしてきたつもりです。今から6年と少し前、短大生2年時に極度の不眠症に陥りました。

短大2年の秋といえば就職活動の真っ只中で、既に就職が決まっている人もいます。私も精力的に就職活動を行っていましたが、そんな中母が病気で入院を余儀なくされました。

私が高校3年の時に父が亡くなり、翌年は私が兄のように慕っていた従兄弟がさらに翌年は祖父が亡くなり、私や家族、身内には暗く重苦しい雰囲気が漂っていました。

それでも母は私と弟の身の回りのことや家のことをきちんとこなしており、肉体的にも精神的にも限界でした。

母が入院してからは就活をしながら家と学校、母が入院する病院の往復を繰り返す日々でした。

弟はちょうど多感な年頃だったこともあってグレてしまい、家のことや母のことに関しては非協力的で、親戚もそれぞれ家庭がある人や高齢である人が多くあまり頼ることができなかったため私が殆どの責任を担うことになりました。

初めは頑張ってこの状況を乗り越えようと意気込み、努力をしていたつもりでしたが徐々に疲労がたまり就活にも支障が出るようになり、自暴自棄になっていました。

私が不眠に悩み始めたのもちょうどこの時期です。朝早くに起き一日分の食事を作って洗濯をし、母の様子を見に行ってから学校へ行き面接があるときは面接を終え帰りにもう一度母の様子を見て買い物をしてから家へ帰っていたので一日がとてもハードで疲れも溜まっていました。

なので、すぐに眠れる筈が全く眠ることができずにいました。 入眠に関しては早い方で、電気を消して布団に入り目を閉じれば5分もすれば眠れました。

また、車の中や教室などどんなところでもすぐに眠れるのが私の特技でもあり、睡眠に関して困るということは人生で一度もありませんでした。

にも関わらず、寝ようとしてから一時間たっても二時間たっても眠ることができず、朝方にようやく眠ることができてもすぐに起床時間でした。

早く眠ることができても何度も目が覚めてしまい寝た気がしない、睡眠が浅く起きた時には体がだるいといったこともあり、体調を崩すことが多くなりました。

身体的な影響で言えば肌荒れが酷く特に口周りや頬のあたりにニキビが多くできるようになり、抜け毛もかなり増えました。

日常的なストレスや眠れないことへの不安や苛立ちから胃の調子が悪くなることが増え、食事が殆ど喉を通らなくなる嘔吐を繰り返すということもありました。

しっかりと眠ることができないため昨日の出来事が今日のことに感じてしまう、物忘れが多くなり学校の提出物を忘れるといったことや面接で話そうと思っていることを全く記憶できなくなるという脳の疲労も見られました。

次第に私は就職活動を殆ど行わなくなり、学校へも行かなくなりました。

家事も適当になり家では弟と喧嘩になることも増え、それでも母の見舞いに行くときは平然を装い就活もしていると嘘をついていました。

母が入院してから眠れなくなったなど本人に言えるはずもなく、親戚にも迷惑をかけられないと全てを背負いこみ、私は自滅していったのです。

体調が悪くても眠りに逃げることができなかったのは本当に辛かったです。

就活をしなければならないにも関わらず放棄していては自分の将来に不安しかなく母の容態に関しても手術をすれば問題ないとは言われていても心配であり、明日が来ることが本当に怖く夜が来るたびに怯えていました。

そんな中、関係が芳しくなかった弟が珍しく私を気遣い、通院することを勧めてきました。

もし私まで入院しなければならないとなると、母や親戚にさらに迷惑をかけることになると思っていたので避けていましたがもうどうしようもないので弟の言葉に従いました。

不眠の場合はどういった病院を選べばよいのか分からなかったため、ネットで調べると多くが心療内科を勧めていたので、近くにある病院に予約をとりました。

医師には眠れないということを第一に伝え、入眠までかなりの時間を要することや何度も目が覚めてしまうこと、睡眠が浅く疲労感が残るといった症状を説明しました。何か思い当たることはあるかと聞かれたので、母が入院してからのできごとを話すと医師は間違いなくそれが原因であると言いました。

思えば自分が感じていた不安をこのように人に話すこともなく溜め込んでいたので、医師が私の話を黙って聞いてくれているだけで涙が出てきました。

帰りに薬を処方してもらったのですが、私は睡眠薬を渡されると思っていたところ、実際に処方されたのは抗不安薬でした。どういうことか説明を受けると私が抱えていた慢性的な不安が睡眠を阻害しているので不安を取り除くことが必要とのことでした。

正直なところ抗不安薬のような薬には抵抗があり、副作用や依存症といったことが怖くて半信半疑でした。

ですが初めてということもあり強力なものではなく少量なので、容量を守れば問題はないと言われており実際に何を試しても眠ることができなかったのだから、薬に頼るしかないと心を決め服用することにしました。

すると、今までのように寝ようとすると逆に目が冴えてしまったり、動悸がして気分が悪くなったりといったことが無くなり、以前のようにぐっすりと眠ることができました。

途中で目が覚めてしまうことや、翌朝起きても体のだるさということも無く、薬の効果を実感しました。

しかし私はこのまま薬に頼り続けて効き目が薄くなる、依存してしまうということだけは避けたかったので、なるべく飲まないで生活できるように努力しました。

しばらくは薬を服用してぐっすりと眠り、忘れかけていた「眠る」という感覚を脳や体に記憶させ、薬が無くても眠れる訓練をしました。

初めは上手くいきませんでしたが、母の手術が無事に終わり、弟も次第に改心して私に協力的になり、親戚にも正直に今の状況を伝えて必要に応じて手助けを得ることで私の負担が軽くなり慢性的に抱えていた不安が小さくなって薬に頼る機会も減っていきました。

深刻な不眠症とそれに伴う症状により就職が決まらずに卒業を迎えました。

それでも薬や自分自身の努力で不眠症を克服し、現在は就職して普通に働くことができています。仕事をしているともちろんストレスが溜まりますが、過去に経験したものに比べれば微々たるもので、不眠症に陥ることはありません。

通院することや薬に頼ることは不安に感じるかもしれませんが、私はそれらのお陰で不眠症を克服するきっかけを掴み、正常な睡眠ができるようになりました。

何でもかんでも病院や薬というわけにはいきませんし、いずれは自分自身の力でどうにかしなければならない時があります。しかし、どうしようもない不眠に悩み突破口が見つからないのであれば医師の力を借りることも大切だと学びました。

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